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栢徠の部屋


[182] 友達の距離
詩人:栢徠 [投票][編集]

クラスの友達は遊びに行って
二人で歩く帰り道
滅多にないから嬉しい

だけど会話が進むたび
突き付けられる
『友達』という関係
君の気持ちがわからない
なのに、それだけははっきりとわかる


高鳴る気持ちと同等に
胸の中が冷えていく


別れた直後のメール着信
『なんで暗い顔しとったん?』
『ちょっとだけ、寂しかったのかもね』



友達に誘われなかったからじゃない
隣りに居るのに
君との距離が遠いから


好きという感情を
胸の中から取り出して
集めて一塊に

するとそれは
たった一言




「苦しい」と嘆いた

2008/09/21 (Sun)

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