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栢徠の部屋


[191] あまりにも近くに居たから
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いつの間にか近くに居て
この気持ちを自覚して
隣りに居るのが当たり前になっていた

隣りから居なくなって
話さなくなって
でも、原因は私達二人にはない
『どうしようもない』
そんな言葉で片付けたくない

――なのに――

学校の帰り道
自転車の2人乗り
目の前に見えた背中

学校の授業中
斜め前の席に見えるだけ
手を伸ばしても届かない

近くに居過ぎて
今の状態が苦しい




好きだと言えば
また
隣りに居られますか?

2008/10/23 (Thu)

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