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栢徠の部屋


[202] 優しい悪夢
詩人:栢徠 [投票][得票][編集]

それは私にとって
優しい悪夢でしか無かった

好きだと告げられ
付き合い始め
2人の指を絡めながら
いつもの道を行く

隣りであなたが笑い
私は少し素直になれず
2人言葉を交わしあって
当然のようにキスをする

『幸せ』を具現化したよう
たまの喧嘩さえも次へのステップ


でも、夢はいつか覚めて
ベットから起き上がる時には大半の記憶が消え
足を床に降ろした瞬間現実に呑まれ
振り向いた先には何もない

おぼろげな記憶の欠片にいっそこれが夢であれば良いと思う



そして私は
優しい悪夢に囚われた

2009/05/23 (Sat)

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