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栢徠の部屋


[203] 冷めた目で見た-それは現実
詩人:栢徠 [投票][編集]

いつからか、愛される事を諦めた

愛なんて必要無いと
愛なんて実在しないと
無用、不必要


だから、棄てた


周りに散らばった『ソレ』はもう原型すらわからない
ただ、赤く黒く白くそこにあるだけ

愛なんて……必要ないよ


愛など幻想
だから、私は愛を棄てた

……なのに、なんでこんなに涙が流れるの………?


赤が……
黒が……
白が……
全てが、流されていく



愛を棄てた私に聞こえるのは雨の音だけ
他にはもう……何も聞こえない

2009/06/29 (Mon)

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