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栢徠の部屋


[78] 別れを告げぬまま
詩人:栢徠 [投票][編集]

走り出した電車に乗って私は生まれた町を離れた
君に別れを告げぬまま

言えばきっと君は止めたから
言えばきっと私は残ったから

本当は止めてほしくて
本当は残っていたくて

私は本当は君と一緒に居たかったから
でもね・・・・


周りの馴れ親しんだ景色はどんどん後ろへ流れていく
さようなら・・・・

君に別れを告げぬまま
私は君から離れていった

2007/03/26 (Mon)

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