目の前に佇む君に向かって手を伸ばした手が届きそうになった瞬間何かに手を弾かれたそこにあるのは見えない壁私には触る事すら出来ない見えない壁近くに居るのに触れないそれが私と君の距離それからずっと時間が過ぎた時その見えない壁を作っていたのが自分自身だとようやく気付いたでも、その時にはもう全てが遅すぎた
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