詩人:カナリア | [投票][得票][編集] |
彼は若い
確か今年25歳になるんだっけ…
見た目も若い
無造作
且つ
完璧に造り上げられた髪型がそれを象る
はっきり言って
generation gap
話題も趣味も
ついていけない
iPodから流れる音楽も
感想求められても
困るだけ
なのに
彼は
別に合わせる訳でもなく押し付ける訳でもなく
ただ単に
その違いを一人楽しんでる
彼が花火を見たいって言うから
しょうがなく付き合った
花火大会なんて何年ぶり
迷子になるといけないからと
彼が手を差し出す
「迷子になっても帰れるよ」
…可愛くない私
彼はそんな私の手をそっと握りしめた
「俺が迷子になったら困るでしょ」
…ヤラレタ。