詩人:カナリア | [投票][編集] |
暑いから窓開けっ放しにして寝ていたら
いきなり蝉が飛び込んできて
あたしが寝てる布団の上で
ブーブー
羽ばたつかせてもがいていた
いきなりの出来事で
びっくりして
思わず布団をはらったら床に蝉が転がって
ブーブー
ばたつかせていた羽も
動かなくなった
夏の終わり
蝉達は最後のトキを
知っているのか
だからいつも泣いているのだろうか
動かなくなった蝉を
夏を精一杯生きた蝉を
せめて土に返してあげようと
そっと触れた瞬間
彼はションベンふりかけ外へと飛び立っていった
あんちくしょう
名演技
次会ったらから揚げにしてやる
って窓から叫んだら
道歩いていたオジサンがビクッとした