詩人:シア | [投票][編集] |
ボクなんかが君を
縛り付けていいわけがない
君は誰のモノでもない
君の重荷になってはいけない
そしてボクも
君に縛られるべきでは
ない。
どうか
無責任なボクを
許して
君に別れをつげさせて
それでも
手をつなぎ歩いたあの瞬間は
永遠のモノでいて。
詩人:シア | [投票][編集] |
長い長い
暗闇で
ついに決着はついた
『ごめん』
違うよ
ごめんはあたしの方だよ
君のことは大好きだったけど
それを愛には変えられかった
それでもボクは泣いたんだ
ずるい
なんて
身勝手なボク
君に好きだと言ったボク
でも
君からごめんと言ってくれて
よかった
それで少しだけ
救われた気がしたから
愛しくって愛せなかった。
詩人:シア | [投票][編集] |
誰の言葉も信じるものか
自分以外はみんな敵
自分ですらも敵
どうせ僕を嘲笑っているんだろ
馬鹿だって
惨めな奴だって
哀れんで
同情して
いるんだろ
あの時の君の言葉もどうせ嘘だろ
だったら
さっきの君の言葉も
嘘だって
言って
お願いだよ
ごめんなんて言わないで
いまだに僕は
君を思い出して眠るんだね
馬鹿だよ僕は
七割が嘘で出来てるこの世界
あの瞬間の僕達は
本物であったとおもわせて
詩人:シア | [投票][編集] |
お互い気持ちはわかってる
君がすき
君がすき
たくさんあった共通点も
いつしか一つだけになって
少しでも君といるために
ゆっくりゆっくり貸し借りをした
二人でいればいるほど
君をすきになっていって
怖いんだ
壊れるのが
君がすき
君がすき
言えばもっと近くにいれる
お互い気持ちはわかってる
それでも僕達は言わないんだ
壊れてしまったら
戻せないことだってあると
知ってしまった僕達だから
詩人:シア | [投票][編集] |
君の中のすみっこに居させて
君をいつも探してる
君の視界に入れただけで
幸せ
君に話しかけてもらえて
とても幸せ
君に触れられて
僕はなんて幸せ者?
でも
嘘
たりない
髪に触れて
肩に触れて
抱き締めて
口づけて
たりない
たりないよ
まだだよ
触れさせて
笑って
見せて
好きだよ
抱き締めて
詩人:シア | [投票][編集] |
思春期とかいううざったい年頃のせいだろぅか
僕の頭の中には
常に一個や二個の悩みがある。
僕は人より運が悪い気がする
いつでも逆境と戦っている
大丈夫
僕だけじゃないから
きっとみんなそうだから
大丈夫
きっと今が一番つらい時だから
大丈夫
だって、
幸せと不幸は交互にくるんだから
きっと明日は笑えるはず
神は公平なんだもの
きっと
きっと
自分に言い聞かせて
詩人:シア | [投票][編集] |
僕は
携帯を横に置いて
何も考えずにバンプを聞くんだ
いい曲。
眠いや。
君からのメールなんて待ってないよ。
デブな不良の同級生女子サン。
大事なあいつからのメールは返事がこないよ
疲れたよー
これ以上気をつかわせないで
絵文字の入力はめんどくさいんだから
あ〜
癒してくれ。
詩人:シア | [投票][編集] |
また
君も
あの子を褒めた
そうだね
頭いいし
運動神経いいし
可愛いし
性格いいし
自慢の友達なんだよ
そぅ
自慢
大好きだけど
妬ましいんだ
だって僕は
頭悪いし
運動できないし
顔もよくないし
性格もよく言って中の上
『そうなるべくして生まれた、天性のダメ人間だもの』
よくしよう
とする努力なんて
出来ない。
お願い。
あの子を褒めないで
また僕は皮肉を言ってしまうから
お願いだよ
つらいんだ
君も?
君も君も
あの子のがいいの??
汚いよ
僕は汚い
あの子のがいいに決まってる
泣いてすがりついたら
『君のがいいよ』
って、
頭をなでてくれるの?
ねぇ
痛い
悲しいんだ
こんな汚い自分が大嫌いだけど
変える努力なんてできないの
ねぇ
ねぇ
君だけはあの子を褒めないで
詩人:シア | [投票][編集] |
テスト勉強もせずに僕は戦っていた
汚く醜い自分と戦っていた
熱いファンヒーターの前
体育座りでいた
流れでてくる
目汁と鼻汁
汚く醜い顔で思った
君に会いたい
詩人:シア | [投票][編集] |
少女はいつも孤独だった
本当の友達など一人もいなかった
『別にいいの 上辺だけの仲で。寂しくないわ』
そんなこと思わなかった
少女はいつも悲しかった
救いを求め手を伸ばそうにも
誰に向かい手を伸ばせばいいのかがわからなかった
少女はいつまでも強くなれなかった
ひょうひょうとした外見とは裏腹に
心はいつも泣いていた
『ねぇ なんで私は生きているの?』
誰に問えばいいのだろうか
少女はとても脆かった
救いを求めた少女は
見ず知らずの男に跨がった
『メス豚』
と罵られているうちは
少しだけ満たされた気がした。
やがて少女は自分の血が汚れていることに気付いた
少女は毎晩自らの手首を切り、
汚れた血を出した
血を出したら見ず知らずの男に白い液を注いでもらった
赤白赤白
赤白赤白
赤白赤白
少女の心は桃色に染まりつつあった
心は黒く蝕まれていった
『ねぇ 私は生きているの?』
ある日少女の血が止まった。