詩人:シア | [投票][編集] |
数学が嫌いで
できなくて
イラついて
手首を切る
僕は馬鹿だ
手首を切るより
数学の問題集を切った方がずっと
すっきりするのに
わかってるけど
それはできないよ
臆病で弱い僕
破り捨てたいよ
問題集も
自分も
詩人:シア | [投票][編集] |
アナタはまた
バックを買う。
ブランド物のバック
大して使いもしないのに
また
また
また届く
何個買った?
いくら使った?
似合わないのに
全然似合わないのに
45歳のアナタ
いつからそんなに醜くなった?
太った
肌が汚い
歯を磨け
なんで僕が洗濯をしなきゃいけない
しかたないじゃない病気だもん
アナタは鬱病
嗚呼またバックが届いた
緩慢な動作でダンボールをこじあけるアナタ
嗚呼気が狂いそう
こっちが病気になってしまう
なぜまたバックを求める
なぜそんなに太る
なぜ家事をしない
なぜ喋るのが遅い
なぜ動作がトロイ
なぜ私をイラつかせる?
しかたないじゃない病気なんだもの
家中に響くドアをノックする音
財布を持っていそいそ出て行くアナタ
二万円のサマンサタバサ
僕はまた喉が渇いてもいないのに
ペットボトルのお茶を飲む
詩人:シア | [投票][編集] |
僕の学校は
掃除の時はジャージから制服に着替えることになっている
大抵の人は部活があるから着替える。
『なんでお前制服なんだ。』
何も答えずヘラヘラしながら逃げる僕
なんでジャージに着替えねばならぬ
親が買ってくれた制服だもの
別に先生の制服じゃないじゃん
汚したっていいじゃん
てか さ
生徒相手だからってお前呼ばわりやめてください先生。
忘れないで
貴方は全くもって大きな存在じゃない
只の理科の一教師に過ぎないよ
答えてあげようか理科室のウンコ
めんどくさいからだよ
詩人:シア | [投票][編集] |
ん〜
うまくいかないね。
仲良いはずなのにうまくいかないね。
なんかオブラートがからみついてまごまごしてるみたいな??
別に曲を否定したわけじゃないし
僕だってピカソは本当に尊敬してるし
自分の性格の歪みだって知ってるし。
君はまだ僕を知らないとともに、自分を知らない。
自分を知ることで、
あの時の彼の言葉や、今日の言葉がわかると思う。
認めなさいよ(´∀`)
認めないと君はいつまでも井の中の蛙よ?
友情で必要なのは、
嘘と真実と少しの妥協。
詩人:シア | [投票][編集] |
ひどく眠いんだ
でも勉強をしなければならないね
君は頭が良くていいね
ね 聞いてる?
気付いてる?
僕は君が好きなんだけど。
眼中ない??
そんなこと言わないで
少しだけ
よりどころを
いつも愛想笑いの僕だから
ね…?
少しだけ
お願いだよ
抱き締めて?
哀れみでも
同情でも
なんだっていいから
好きなんだ
僕の恋人になってください
詩人:シア | [投票][編集] |
僕には消したい過去が多過ぎます
嫌な記憶が消えません
僕には明日が見えません
誰にだって見えません
あたりまえだから
あたりまえだけど
君と話せる明日を想像するんです
過去は忘れるものじゃない
乗り越えるんだ
とかたまに聞くけど
無理です忘れさせて下さい
まだまだ人生これから
14年しか生きてないんだもの
そぅ
あと10年20年30年も生きたら自然と忘れられるはず
できないけど
無理だけど
今すべてをリセットできたら いいのに
詩人:シア | [投票][編集] |
今日は朝から雨が降っていました
空気は生ぬるく僕みたい
テスト勉強もせずひたすら窓を見る
君に会いたいと
思いながら…
まだ14年たらずの人生なのに
僕はひどく疲れてしまいました
大人は僕を笑うかもしれないけど
ホント…ホントに疲れてきました
音が快いから
止まなくたっていいんです
ダレた僕を癒してください…
だってホラ…
明日は学校だもの―…
また…
笑わなく ちゃ…
詩人:シア | [投票][編集] |
四時十五分
学校帰り
校門で友達と別れた
後ろには女子の先輩が五人ほど
10キロはあるであろう鞄を背負い
私は走り出す
…転んだ
先輩達と目が合う
両者とも放心状態
地べたに座り込んだ僕
たたなくちゃ
鞄が重くてうまく立ち上がれない
やっと立ち上がる
後ろから聞こえる笑い声
僕はまた走り出す
しかし信号…
隣りに先輩達が来る
かなり笑いをこらえてる
あの信号待ちの瞬間
私より惨めだった人が何人いただろうか
私は上位に入っている気がする
痛くて
恥ずかしくて
惨めで
なんであの時走ったんだろう
絆創膏を貼りながら考えている
詩人:シア | [投票][編集] |
僕はもぅ墜ちたというのに
君はいつまでも現れない
此所に残った薔薇の馨り
ねぇ君は来てはくれないのー…??
最高の装飾を施し
さぁ、僕と
いざ硝子となり
砕け散ろうぞ
愛しき我が百合よ
詩人:シア | [投票][編集] |
少女はいつも孤独だった
本当の友達など一人もいなかった
『別にいいの 上辺だけの仲で。寂しくないわ』
そんなこと思わなかった
少女はいつも悲しかった
救いを求め手を伸ばそうにも
誰に向かい手を伸ばせばいいのかがわからなかった
少女はいつまでも強くなれなかった
ひょうひょうとした外見とは裏腹に
心はいつも泣いていた
『ねぇ なんで私は生きているの?』
誰に問えばいいのだろうか
少女はとても脆かった
救いを求めた少女は
見ず知らずの男に跨がった
『メス豚』
と罵られているうちは
少しだけ満たされた気がした。
やがて少女は自分の血が汚れていることに気付いた
少女は毎晩自らの手首を切り、
汚れた血を出した
血を出したら見ず知らずの男に白い液を注いでもらった
赤白赤白
赤白赤白
赤白赤白
少女の心は桃色に染まりつつあった
心は黒く蝕まれていった
『ねぇ 私は生きているの?』
ある日少女の血が止まった。