詩人:薔薇野原 雅 | [投票][編集] |
横たわる身体(からだ)濡らし続けて
殺し続ける 街のざわめき
限りなき遠い 昨日の空に 描いてた薔薇が枯れていく
通りすがる 他人(ひと)はみな 流れる時間のなかで
傷つきながら 歩いてた時代を忘れている
終わりなき雨の中で 叫び続けても 聞こえない
流した涙の数だけ 心に傷つけていた
雨に濡れた幸福(しあわせ)は数えきれないけど 私はただ前に進むだけ
さ迷う 慣れない風のなかで
一粒の涙は 私の頬を伝い 永遠(とわ)の彼方に消えたけど
終わりなき雨の中で 叫び続けても 聞こえない
流した涙の数だけ 心に傷つけていた
雨に濡れた幸福(しあわせ)は数えきれないけど 私はただ前に進むだけ