真白な視界を 涙で濡らして生死の狭間を 行き交う俺の流れる血を見つめて お前は 叫び出す scream昨日までの歴史のなかに 描いた夢の欠片はもう 時空(とき)に流された悲しみで 乱れた心と身体はお前には 知る由も残されてはいない手首から浮き上がる 俺の生命(いのち)を流して
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