詩人:蜜稀 | [投票][編集] |
何でだろう
何でこいつらはそんなことを望むんだ
そんな事言ってんなら
早くどっか行っちまえ
こっちだって
必死なんだ
お前らとおんなじくらい
そんな言葉で俺を傷つけるんなら
消えちまえ
俺がお前みたいに
なる前に
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ポツリと落ちた雫が
私のかわりに泣いている
私は
何に悲しめばいいのだろうか
明日は また来る
傷は 治る
まだ笑うだけの、
力は残ってる
もう少しだけ、
自分の居場所を探してみよう
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この世に 最低がないかわりに 最高がない
だから、 どこまでも どこまでも
僕たちは探しながら 歩いてく
最高を探しながら 最低の近くを
僕はそれでもいいんじゃないかと思う
最高がないのは とても残念なことだけれど
それでも、 僕たちは
最低に触れずにすんでいる
ただ、 神というものは イヂワルで
僕たちを 神という 存在の 近くに寄せず、 一人でいる
一人はとても さびしいというのに
僕たちは 神のおかげで 最低に触れずにすんでいるけど
それと同時に
最高にも近寄れない
神は最高を知りながらも
最低をも知り尽くす
神は気高く、 イヂワルで
そして、 とても愚か。
まぁ、神が愚かなら
僕らはもっと愚かだろうが
最高と最低を知り尽くすもの
それが神。
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笑って歩くのに疲れたよ。
1日でいいから、
匿って、
誰もいない、
誰の声も届かない、
静かなところに。
そしたら、
明日は、
僕が、君を連れて歩くよ。
君の行きたい所に、
君だけのために、
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夢も希望も捨ててしまった僕は
何を望めばいいのだろうか
愛することも教えられず
何が親だろうか
親には親の道があるかも
しれないが
僕にはあんたらの言う道なんてものはどこにもないんだ
だから
僕をほっといて
そうすれば
僕は僕の醜さをを知らなくてすむんだから
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いつの間にか眠っていた
ふと目と覚ますと
君が笑う
僕まで笑った
けれど
幸せなはずの
その瞳に
何か
淋しさが
よぎる
ふと顔を上げ
空を見上げると
どんよりとした
灰色の 空から
涙が零れだす
詩人:蜜稀 | [投票][編集] |
鉄柵の向こうに見える白濁した青空
この手枷を引きずってでもかけ寄りたいと 思う
どこからか垂れてくる雫が有る
どこからか聞こえてくる歌が有る
重りのついた手枷を引きずって上を目指す
そこに見えるのは 神の涙か
そこに響くのは 天女の歌か
最後を上りきった時 目を覚ます