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蜜稀の部屋


[30] 私、心、雨模様
詩人:蜜稀 [投票][編集]

チリチリと、鳴る
 どこでそんな音が泣いているのかと
探してみても、  見つからない

そこが自分の心だと
     気づいたのはいつの事だろうか

時は刻まれない
 肌は潤いを保ち、
   声は透き通り、奏でつづける

出口が見つからなくて、  不安に襲われると
      悲しみとともに、チリチリという音が大きくなる
信じもしない神に気休めで祈ると
      チリチリという音が小さくなるような気がした

私たちの世界には
            出口なんかない
                       間違いさえもない

   私たちのする全ての事が答えなのだから

2004/03/14 (Sun)

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