詩人:雪 刀寿 | [投票][得票][編集] |
覚えてる?
二人して大人びてたとき
なんか、 なんとなく、
得も知れぬ自信が湧いてきて、
調子づいたリズムに乗ってた
背伸びでなく、伸びやかに け伸びした
胸膨らませた
少うし、ときめく
ほのかに きらめき
ちょっと まばゆく
ギクシャク ぎこちなかったけど
励ましあいつつ、がんばってたよね
大人の真似が しっくりいってて、
若枝の青葉が、まばゆく ひかってた
チャグリロ・チュッパ
キスのマネなんか しようとしちゃってさ
笑顔たたえ、ほめ合うぼくらを、太陽が後押ししてくれた
空・海・山が、
草いきれ・運び、
そよ吹く潮風の ささやき口笛よ、声たからかに
雲は白く、湾岸ロードのドライブが軽快!
あの頃を 今また思い出し、
うれしさ・抱き かかえて、
胸に入れ、 あっためよう
つまさきが、建物の天井に くっつきそうなほど、
はねっかえるくらい、元気づくために
け伸びして、昼も、星ぞらに広がるまで、
世じゅうの言葉をあさってみる
もっと この涙がうれしくって、熱くなる響きはないのかー?
光うごめく たまりみずが、ドバーッと、大海へ注ぐように、 広がれ、ぼくらの きらめき