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雪 刀寿の部屋


[222] 春先の声がたり
詩人:雪 刀寿 [投票][得票][編集]

そっと しといて
そのまま
あなた

なにもしないでいて

じっとただ まっすぐしていて

私のあなた・・・

ゆっくり じっくり
つまさきを交差しあって

でも、
見ないでいて

見つめたら、
すべてが消えるかも

うぶげのくすぐり ほど、びみょうなナイーブさ

寒さのお祝い
ほどよく冷えた空気と この水たちに 生かされてる ぼくら


ジンライムの香りを贈るよ


春待ち あこがれ瞳に向かって
シルバーに凍えさせよう 目の冬眠 とどめろ

とれたての愛光を 今このときにプッシュ!



気を込められるのは、ジャングル・スカイだ
太陽ばれが うつる うみべ


ぼくらだけの心地よさがあって、
ここから見たナチュラルさを どんどん ゆっていこう


〔          〕




隣にいた君が、今しも 指先全部で 抱いてくれようとしてる!
そんな雰囲気を残して、後ろ向いて 遠ざかっていった

おいすがるように ぼくがゆく


もう 誰にも言わない
言葉じゃ出来ない

今世紀の はじっこに、うずくまって まぶたを閉じよ


なん億もの年月を ひっくるめて、
時間の気持ちに近いはずだから、

たくさんあったのが、フェイドアウトしてゆき、
いつしか これっぽっちも なくなってしまう


君は春で待ってる

ぼくも芽生えるさ、きっと いつかまた
春で会おう

2008/12/23 (Tue)

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