詩人:雪 刀寿 | [投票][得票][編集] |
一番はじめに 泣いたとき
涙に砂糖を まぶしたかった
涙に、シロップかけて食べ、
おいしい顔して 笑おうかな とも考えたー
ああ、考えたっけ!
生まれて初めて失恋したとき
にがいホッペで、 ダハハー と こけた
こけたついでに、悪のりを
ダチと かっぱらいして さ、
そこで また こけて さ
事情を知った 店のおばんから、
笑って さとされ、
ああ、また泣いたーー、よ、なー
最初の涙は、終わりの涙
同じ涙に 違いは ない けど
乾いた涙なんて ないように したい
うるわしい 涙の味は、なくせない