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万田 海斗の部屋


[669] 痛い、わけ
詩人:万田 海斗 [投票][得票][編集]

動物類の快感をかき集める

今の社会は
趣味が悪い

皆に 欲望をねらわせ
鋭い牙をとがらせる

自然を押さえつけ

人の魂を暴れさせ
調子に乗せ

外世界で
殻を元気よく振る舞わせる

独占者が秘密情報を集め

アマチュア同志は火花散らし、
ケンカをふっかけ合う勢いだ

あぶなっかしい

どうせ、出てくる元気は
プライドごと、へし折られちゃう

勇ましい正義感も、あざ笑われ
つぶされちゃう


だから 最初から皆 心を麻痺させ
操り人形でうぬぼれておく

正義なんて無いか
無目的に暴れるだけのアスリート達

そんな流れが出来た
悪徳社会

皆が足を引きずり下ろされ
自粛し、投げやりになる

歴史に無く、遺伝に見ない
地球が丸ごと管理される 機械世界だ

純情なら神経がびびる

何が起こっているか、分からないまま

実は 弱い奴が、身の丈にそぐわず 高く強く、飛びたがる のだ 

恐ろしい自然界に向かって掛かってゆくんだから、現代人は愚の骨頂だ。

壊した自然災害に騒ぎながら、どこかでまだ、人間さまは機械に守られて偉い、と思ってる。

機械は人の精神を守れない
機械に甘え、精神が弱まる

びくびくおびえ
最後は
機械そのものを疑う事になる


強い者ならば、
機械がそそのかす思わせぶり・ほのめかしに乗らない 内心を急がない






2021/07/11 (Sun)

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