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颯爽の部屋


[3] 空の下
詩人:颯爽 [投票][編集]


ふわふわと拡がる雲を見ながら 蘇る記憶は あの川の向こう側
君の笑顔があった
風が木陰を揺らすような
たとえば
そんな空の下で

強く想うことって
とても難しくって
何かに頼りたくなってみたりするんだ
堪える意味があるのかな?
気がつけば 声のする方へと走りだしていたりするんだ
白か青かわからない
たとえば
そんな空の下で

懐かしい あの川へいこう
ぼんやりと空を見ながら 君の肩にもたれていたい
流れゆく日々に 擦りきれそうになったら
想い描く【想い】が壊れそうになったら
たとえば
どんな空でもいいから
そんな空の下で



遠すぎる道
距離感がわからなくって
見覚えのある交差点で
青信号を待っている僕がいたんだよ

明日みる夢を守りたいんだ
願ったり
祈ったり
全ては此処から始まるんだ
繰り返す僕
繰り返す空
あの日の鼓動
あの日の孤独
大切なコトって 幾つある?
大切なコトって幾らある?
亡くせない
亡くしたくない
どんなにちっぽけでも
泣きながら
笑いながら
僕は知るんだ
君という大切さを

あと少し
もう少し

たとえば
そんな空の下で

ふわふわと拡がる雲を見ながら
たとえば
そんな空の下で

僕は想うんだ

2007/02/01 (Thu)

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