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緋文字の部屋


[56] ケンシン
詩人:緋文字 [投票][編集]

やはり馴染めない

どんだけ通っても慣れない

ピンクのカーテンも
必要以上に
優しく笑う顔も
白衣も
冷たい器具も

聞いてると他人事のように聞こえる説明も


身の軽い私が
ココに来る時だけは
重い躰で

このまま降りずに
違う場所へと行ってしまいたい気分になる

『心配しないで行っておいで。いつも変わらず傍にいる』

あなたが言ってくれるようになってからは
随分と軽く、楽になったはずだけど

まだ全部話してないことに

また少し重くなった

また一週間が長い

どうか今回も無事に
やりすごせますように


なんの努力もしてない私が思うことじゃない気がする

2005/08/22 (Mon)

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