詩人:悠月 | [投票][編集] |
小さなろうそく
どうせ消す落書き
いなくなった遠くの星
僕達は常に進んでる
止まることを知らないみたいに
過去の自分を笑ってみたところで
何かが変わるわけでもなく
今日を生きる僕と
昨日を生きた僕と
どこか違うのかい
どこが一緒なのかい
光る北極星
かぎをなくした箱
定まらない方位磁針
僕達は常に止まってる
進みながら止まってる
電線だらけの空の下
太陽睨んで
眩しすぎて目がくらむ
今向こうで星が笑った気がした
何を笑ったんだい
何で笑ったんだい
微笑んでないで
答えをくれよ
次の場所に行かなくちゃいけない
詩人:悠月 | [投票][編集] |
僕がちょっと失敗して
横で君がくすくす笑う
そんな穏やかな日々が
ずっと続けばいいのにな
例えば
僕が君を傷つけたこと
君が僕を騙したこと
そんなの
全部忘れたふりして
笑ってられたらいいのにな
せめて今だけでも
詩人:悠月 | [投票][編集] |
鍵かけて閉まってた言葉が
君の言葉が
空気に吸い込まれて
消えそうになった
必死で掴んでみるけど
忘れない、と思ってた
(やっぱりね、君の言うとおり)
(あたしは、今も)
手をのばした先に
誰もいなくて
やっと気付いたよ
(春風は君の残像さえも
さらってく)