詩人:悠月 | [投票][編集] |
僕が愛したあなたは
もうどこにもいないのです
変わらないでと
不変を求めた僕ですら
あっけなく変わってゆくのです
(記憶さえもいつしか形を変えて
花びらと共に散るのでしょうか)
詩人:悠月 | [投票][編集] |
暗闇が二人を包む
刹那
輝く花が空へとはなたれる
てらされた君の横顔は
もう泣いていない
小さすぎる手をつないで
僕らは明日へと向かう
傷も痛みも
隠れるものじゃないけど
小さな希望一つ
夜空の花に託して
二人並んで昨日にさよなら
夜空の彼方に朝日が光った
詩人:悠月 | [投票][編集] |
秘密の言葉を紡いだせいで
壊れてく
愛さなければ悲しくならずに
すんだだろうか
遠い遠いおとぎ話
誰もが幸せになれるはずの未来
遠い遠いおとぎ話
掴みそこねた兎の背中
ブリキの玩具に油さしてよ
凍ってしまって動けない
心を入れたら世界が変わる
目を閉じたって見えるのに
遠い遠いおとぎ話
寂しくなるよな赤い花
遠い遠いおとぎ話
落としたパン屑食べられた
きらめく星に100回お願い
探してるんだよ
落書きだらけの地図だけ持って
遠い遠いおとぎ話
狼なんか怖くない
遠い遠いおとぎ話
零れた涙は真珠色