詩人:beet | [投票][編集] |
お月さまにウサギがいるって言われてた
文明が未発達だった時代
多くの人間が夢を持っていた
電球一個作れない人間ばかりの筈なのに
文明は驚くべき速さで進化し
おとぎ話ですら単なる子供騙しでしかない
一体誰が 宇宙の外に出ようと考えたんだろう
一体誰が ケネディを暗殺したんだろう
僕の祖先は 平安時代何をしていたんだろう
文明が少々栄えたとしても そんな事もわからない
そんな事知らなくていい
知りすぎて 頭でっかちにならなくていい
僕らの出来る事 知りえる事
僕が知っているのは ただ
君を好きで好きで仕方ない
ただそれだけでいい
そして 君が僕の事
好きでいてくれたら
後の事は何も知らなくていい
そしたら 月にウサギがいるって
本当に信じられるかもよ
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休みに入る前の一時
ふっと息を付き
満天の星空を眺める
明日何をしようかな
明日何処に行こうかな
そんな事をふと考え
束の間の一時 夜空を眺める
心は今 至福の時
近くて遠い 家族の事や
愛しき人の事
長らく会う事のない友人
星空を眺めながら ふと
過去の事が甦り
星空の星の様に 現れては消える
輝く星空の前で
自分の歩みや 成長のなさや
一体自分は何をやってきたのだろうと
宇宙の大きさに圧倒されながら
自らのちっぽけさを思う
あの星の中の何処かに
地球と同じような星があり
そこまで行ける様になるまで
生きていないだろうな
そんな事を考えながら
束の間の休息に入る
今まさに 至福の時
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寝たい 眠りたい
飯食いたい 風呂入りたい
女と遊びに行きたい
とにかく何にもしたくない
忙しい事は大事だと人は言う
けど
時間もない
金もない
寝る暇もない
それって本当に大事?
貧乏暇なし 寝る暇なし
料理すっかり喰うものなし
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誰にも認めてもらえない
誰に認めて貰いたい訳じゃない
でも悔しい
それは何故
ただの独りよがりで満足していたくないから
他人に認めてもらおうとしている訳じゃない。
でも人の心理解すれば、認めて貰えるものが出来る
でも置き去りになった自分の心は何処へ行く
人生つくづく難しい
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誰も生涯に一度は思い描く
愛? 違う
恋? 違う
憎しみ? 違う
悲しみ? 違う
喜び? 違う
情熱と愛情の紙一重
可愛さ余って憎さ百倍
時として愛情は憎しみに
憎しみは時として愛情に
その紙一重の間に蠢く
愛情
殺意
愛情
殺意
殺したい程憎い奴
憎い程好きな奴
全ては表裏一体
一歩間違えばどちらにも転ぶ
その刹那
人は何を思い浮かべるだろうか
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寝ては覚め
覚めては起きる
その度 思うのは君の事ばかり
最後の時 迎えても尚
思う事は君の事ばかり
意地張って
安っぽいプライド 守り通し
その後に何も残っていないのをわかっていながら
独り孤独に耐えきれず
今日も安酒と聞き慣れた歌を気を紛らわせる
馬鹿だね
覆水盆に返らず
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全て忘れて
あの蒼い空の下、全速力で駆け抜ける
誰にも干渉されない 誰の目も気にしない
チームプレイすら存在しない
言葉を超え 己の限界を超え
あらゆるプレッシャーを跳ねのけ
ホームストレートを駆け抜ける
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日常、疲れ切った脚を引きずり
仕事に明け暮れ
涙も枯れ果てる程疲弊し
乾ききった心を癒す間もなく
次の日が訪れる時
自分はこんな生活で本当に幸せなのかって
本当に思う
わずかな時間を縫って
街に出た世間話で
忙しい事はいい事ですね、って
言われる時、「そうなのかな、そうかもしれない」
と、自問自答をしている自分がいる。
別に自己主張したい訳じゃない
誰かの事を攻撃したい訳じゃない
ただ、自分の身を守る為
自分の権利を守る為ならば
嫌でも主張しなければならない
だけど、そんな事 本当に大事な事なのだろうか
違う
きっと自分に感銘を与え
自分にエネルギーを与えてくれる人を待ってる
共に笑い、共に泣き、
喜びも悲しみも共有出来る人を待ってる
きっとその為に生きている
それだけは分かる
それは君? それとも別の人?
明日 きっと会えるといいね。
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若さ故に、伝えられない思いがあって
若さ故の潔癖さと、受け入れ難い事実があって
若さ故に、昇華出来ないもどかしさがあって
苦しみ、自分に言い聞かせながら
納得の行かない恋愛を続けた12年
自分自身の慢心と、妙な潔癖さが他人を傷つけ
いい気になっていた自分に気付き
自分が繰り返してきた過ちにふと涙する
過去を思い出したところで
其処には何も待っていない事は分かっていながら
其処から抜け出せず
もがき苦しみながら、現実との狭間で苦しんだ日々
今にして、ようやくその意味が分かり始めて
もう、自分を解放してもいいんじゃないか、って
思えるまで、長く長く費やした12年。
きっと これからも誰かの事
好きになり
笑顔と争いの狭間で生き続けるだろう
そしてその時、過去の苦い経験が役立つ事を祈り
少しは成長した自分を、相手に受け入れられ
相手を受け入れられる自分でありたい
本当の笑顔を見せられるのは、きっとその時
12年、無駄だったか、意味のあるものだったかは
これから決まる。
神様、笑わず自分の行動を見ていてくれよ。