ふとした瞬間にそう、例えば金木犀の香りなんかで思いだすことがある。同じ場所で待っていたら君は来るのかな。そんなことを思いながら、冷たい風に吹かれる落ち葉のように淡々と前へ。風に逆らって、また夏に戻せませんか?なんて言ってみたら季節は変わるのかな。芯から凍るようなあの寒い日に戻ってしまいそうで言えないんだけれど金木犀は良い香り、君にとってはそれだけなんだろうな
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