ホーム > 詩人の部屋 > とーれぱすての部屋 > 速度

とーれぱすての部屋


[45] 速度
詩人:とーれぱすて [投票][編集]

過ぎていく景色
そこに住んでいた
確かな記憶

汚れた皮の水面に映る
高いビルの光の揺らぎ

電車に揺られて
心地よい眠りに誘われて
君がいない不安を
大きな音楽で消しています

あの日感じた窮屈さ
今はそれさえも羨ましい

ここにいれば会えるかな
そんなの無理だよな
見慣れた景色に君を投じて
また君を探す日々

2023/08/07 (Mon)

前頁] [とーれぱすての部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -