詩人:青央紗 | [投票][編集] |
体から見えない
青い包帯の中の うずくまった子供の 私の体。あなたは私に子供の頃と手の大きさが違うのと一緒で 大人になって考え方だって今は違うって教えてくれた 君が解いた包帯は 一瞬でシャボン玉みたいに弾けた 全ては簡単なカラクリみたいな私の痛かったはずの ケガは あなたのカラクリに沈み混んで行くように見えた気づかない内に ケガは治ったの。藍色の毛糸の中にあなたが少し見えて スヤスヤ眠ってた 私のケガの後はあなたの心に吸い込まれた
私の中の子供の アタシはあなたの言葉で笑ってくれた