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青央紗の部屋


[42] 喜危キ記号
詩人:青央紗 [投票][編集]

君の前で青い羽を
広げられたら
どんなに幸せだろう狭いビルの間も
広々と飛んでいく
どこまでも強い意志で
風の心で

自分の部屋で朝
軽々と靴を履き
家をいつものごとく出た
それだけだった
それだけ
でもいつもは無い
私の朝はもう違う
この朝は何か違う
でも私の歩く道は何も変わらない
それは誰にも変える力は無いし
変えさせない
そんな筋合いは
誰にも
無い
夜は来ない
私のは朝だけ
澄んだ空気流れて
星が光り輝き
月と太陽が手の中で共存してる
ありふれる会話が
熱の溜まった体を
冷ます
甘いワタアメが闇を支配した
甘い闇
だから私には甘いワタアメの朝が溢れだす囲まれた空気

2006/08/19 (Sat)

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