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未知の部屋


[219] POPPY
詩人:未知 [投票][編集]

平熱の感度を忘れちゃったよ
過ぎてゆくだけの日々...
アンテナ立てたところで
波長も合わない

スルーされてく言葉の中に
本心を隠しても...
もう意味ないね。

「この花の名前を知っているかい?」

「これはきみの誕生花だよ」

摘みながらきみが
可哀想だといった
花を折るのは可哀想だといった

ぼくはちぎり取って
あの空に放り投げた...
なんて贅沢な遊びだろうね

その瞬間だれかがシャッターを切った

彼らにとって大切なのは
きっとそのときどきの
刺激だけなんだろう

ぼくにとって大切なのは
純粋にそのときどきの
理由だけなんだよ

ほんとは思い切り
ダイブしてみたいけど
いまあの青がイタくて眩しくて。

きみに会わせる顔も
見当たらない...
世界の潮流に流されてゆく

2015/02/08 (Sun)

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