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未知の部屋


[228] 予言
詩人:未知 [投票][編集]

青い空はいつも
おなじように見えて
だけどきっと微妙に違っている

雲だってひとつとして
おなじ形がないように

ありふれた景色も
見慣れた人やものだって
実はみんな違っている

だからきみとぼくも
違って居て当然なんだ

きみに託した言葉
ほんとは自分に
言い聞かせてた
ここで費えて消えそうになっても

凹んだ分だけ愛で満たして
食べ尽くしてよ
そのすべてに見合うように

今この瞬間も
あの高みを目指せと囁く
風の中でかすかに揺れる

だって二人はまだ
なにも始まっちゃいない
罪深いのはおなじ
悪足掻きのあとの微笑みに

新しい何かが生まれる
そんな予言をするよ

2015/02/10 (Tue)

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