詩人:未知 | [投票][編集] |
ほんとは臆病で震えて
泣きそうになるんだよ...
あなたは知らない
その視線に刺されて
未来切り捨てる
この憂鬱と。
素直に
あるがままであるために...
削らなきゃ
いけないものがあるって
こころを殺さなきゃ
いけないって
ほんとはおかしい
だけどどうしても。
今のままでは
つらすぎる
なにがしたい
なにがほしい
どうしたい...
答えがさだまらない
まともになりたい
いっそ壊れたい
とにかく迷子の
難破船のようで
言葉がある
この世界でも
他人を完全には
理解しあえない
涙の水たまり
ぽつんと
掬いあげれば
愛しさのかけら
こんなに遠くまで
流されてきてしまったけど
あの岸辺に戻れる術が
あるのなら...
命を盾にして
守っていた檻
立てこもっていた壁
いまこそ壊すとき...