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未知の部屋


[280] カフェインをくれ
詩人:未知 [投票][編集]

漠然とした
孤独や
不安と
あの日のように
笑う優しさ

弱さを知って
なお
生きることを
選ぶ強さ

希死念慮

かき混ぜて
チャンプルー

いたむ心
まだ昨日の
ことのように
疼いている

出来事は
風化せず
傷口はいつも
真新しい

なぜか
新鮮なままだ
味も色も
感触も

その別れの
言葉も

なんだって
リアルに
確かに
思い出せるのに

カフェインに
溶かした
すべての憂鬱と
かなしみが

あなたの中で
混じり合う

2015/03/07 (Sat)

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