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未知の部屋


[301] 虚構前線
詩人:未知 [投票][編集]

雪解けを待っている

咲いて散る
ピンクの
あの花の移ろいと

新しいことを思っている

いろんなことを
待っている

傍観者としての
ありふれた
物悲しい生き方

虚構ばっかり
愛してばっかり

悲劇ばっかり
集めてばっかり

本当に
大切なものが
わからなくなってる

コレクター魂
貧乏性の僕

アンビバレンス

なけなしの銭で買う
最後の命、、、

虚構前線
ここでのつまらない総ては

あの伏線からの
単なるつづき

だけど結末次第で
かなしくもやさしくもなる
だから淋しくないって

言い聞かせていた

2015/03/18 (Wed)

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