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未知の部屋


[308] indescribable
詩人:未知 [投票][編集]



さっきまで、あんなに見開いて
何だって出来そうな気分に浸って

すべて思い通りに行きそうな

そんな予感さえ、感じてた。


無敵な明日を夢見て、満ち足りて
けれど何処へも行けなくて

欠けてゆく。


結局無力で...私には何の価値もないと。

あなたが「要らない」と
突き返す悪夢に

こんなにも酷く怯えてる
否定される日を怖れてる


眼(まなこ)のなかに揺れる虚構よ

波風立たない静かな物語

それでも心はこんなにササクレて
いつも乱れて、落ち着かないよ


涙をどれだけ溢しても
七色の虹なんて...出やしない

演じ切れないすべては
ここでの大人たちのたくらみ


後生だからどうか、放っておいて。
私の命は私のもの

冷たい空に鍵を投げた

片方の糸が切れて...迷子になった

2015/03/21 (Sat)

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