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未知の部屋


[56] メイクドラマ
詩人:未知 [投票][得票][編集]


番狂わせを期待して。

時には温室
素敵なぬるま湯
適度な常識と
ほどほどの夢と

小慣れた角度からまた
街の景色を眺め。

常に傍観者
たまに加害者

色々な現実の味
チャンプルーのように
味わえば。

何にもないこの
余白の、中に
思想と感情の
高波がやってくる。

「僕は何者だ?」
「それは、何ゆえに?」

熱帯夜の幻
早熟な君の輪郭に
おぼつかない足
追いつけない指

黒歴史の数々
壁一面に
並べて眠る夜

若い夢は痛い
突き抜けていけ
その向こう

あの空の色を確かめて
横並びのスタート
荒くれるモード

何度でもはみ出して

意に沿わない
シナリオならば
こっちから願い下げ!

2014/09/20 (Sat)

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