詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
汚れた過去に
汚した躰
消せない傷跡も
すべて
洗い流して
花の様に
清く 美しい躰で
貴方を
愛そうと思う
咲き乱れるのは
その胸に
抱れる晩だけ
無駄に欲は
満たさない
汚れた花は
咲かさない
貴方の美しい花で
在り続けたい
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夏の熱に
浮かされた様な
情熱は
薄れたけれど
秋の日の
物寂しい風景に
彩りを
与えてくれた
冬の夜は
冷たくなった肌に
温もりを
教えてくれた
季節が
変わるたびに
醒める夢
深まる愛情が
続きます様に
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君が居たから
あの夏は
色褪せないんだ
もう何年
これから何十年
経ってもね
君の支えに
なると思う
君が支えに
なると思う
確かに 永遠は
あたしと
君のあいだに
あるのかもしれない
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切っ掛けは
幾度目かの電話
逢おうと
言うあなたと
孤独に
負けたから
梅雨入り前の
火曜日
知り合った
翌月のできごと
言い訳は
何とでも けれど
決めたのは
誰でもない私
人通りの
少ないバス停
隠れる様にして
あなたに
出逢った夕方
沈むのは
夕陽と罪悪感
山間の道
走らせた車で
星が見える頃
躰と躰
繋いだだけ
深い意味も
何もない
欲と欲の行為
それだけの
出逢い
それだけの関係
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まるで
何もなかった様に
日々は過ぎて
確かに存在した
あの日は
夢の様な現実
彼から
音沙汰はない
私からは
絶対に逢えない
恋人は
淋しさに混ぜて
時折 優しい
罪悪感よりも
あなたに
執着する心
あなたが
求めているのは
躰だけ
そう 私も
同じかもしれない
次の密会場所は
格安の
Love hotel
躰と躰を
繋ぐだけの関係
二人には
好都合な場所
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想わせ振りで
曖昧な
あなたの唇
絡め合えるのは
躰だけの
曖昧な関係
駆け引きに
堕ちない様にと
正気を保とうとも
狂う理性
躰だけ
結ばれても
想いは
報われない
戯れるのは
密室の
Sheetsの中だけ
欲する
あなたの心は
誰を
見ているの
想いが
報われても
恋愛は
結ばれない
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繋がる心に
現実は
冷たく降るから
初夏の様に
情熱は
高まるばかり
溺れるまで
惚れて
恋人を放棄して
私には
もう あなたしか
見えなくて
棄てたものと
得たもの
その重みの分だけ
賭けるものが
違うから
報われた想いは
掴めない
心より深い
そう これから
あなたは
私を好きになって
私は 今より
あなたを
愛してゆくから
終りなど
訪れる筈がない
確信は
この心の中
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蜃気楼の様に
儚い想い
眠るあなたの
隣りで
真夜中の涙
夏の熱に
冷静さの欠片も
忘れて
遠い海で
戯れた 午後
遠くまで
車 走らせた道
星の下で
愛を誓った夜
擦れ違いが
続く度
行き違う度に
離れそうになる心
躰と躰
繋ぎ合わせて
Cooler
利かせた車内で
Love hotelの
一室で
途切れない様に
幾度も
重なり合う
解決の糸口は
腕の中
至福の時間は
胸の中
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傍に居れば
確かに
見えてくるもの
細長い線から
緩い糸
見たくない夢も
何もかも
月日毎に
冷めてゆくのは
情熱と感情
完全など
有り得なくても
温め続けて
言葉だけなら
愛は
誓わない
月日毎に
信じられるなら
苦悩しない
冷めない恋愛
理想は
いつだって
永遠だけなのに
繋がる躰から
心から
嘘 偽りは捨てて
私だけ見て
二人の
未来だけ見て
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日毎に
深まる愛情に
憂鬱な蔭
反映される
恐怖心
脅かす不安
嫉妬心
溢れ出す
感情を殺しては
あなたの
胸で泣いた
あなたの
心を縛れたなら
こんなにも
汚い感情
持たずに済むの
幾度も
backmirror越し
あなたを
探した帰り道
あなたの
住む町
離れられずに
痛む胸
あなたの声が
響くまで
彷徨う夜の町
暗闇に
浮かぶ満月