"俺の遺伝子は
潜在能力高いよ"と
あなた
笑って言った

"子供欲しい"って
お互いに
同じ気持ちでも

私たちは
恋人同士ではない

そう呼べる
関係に
近いとは思うけど

始まりの言葉
お互い
決して言わない

私があなたを
好きで
傍にいたくても

あなたが私を
選ぶとは
限らないって事

私、ちゃんと
知ってる

Softbankの音
聴いて
安心した後

あなたが
出なかったらと
また、
不安になった

５回目で
あなたの声聴いて
やっと
落ち着いて

"ご飯食べて
寝てしまった"って
顔色も
伺わないから

逢えるか
不安になった

"迎え来て"って
それが
聴きたかった

今すぐ行くよ
飛んで行くよ

あなたに
逢えるんなら

不安だった分
嬉しくて
堪らない気持ち

あなたには
分からないと思う
それでも

少しでも
傍にいたいよ

今夜、逢う
約束してたのに
平気で
破るなんて

逢えないなら
その時
言ってくれれば
良いのに

二時間、圏外
家なら
仕方ないかって

わたし
諦め悪いんだから

繋がらないと
知ってて
"発信"押してる

微かな希望
未だに
捨てきれずに

次こそは
繋がります様にと

中途半端に
電話も
切れちゃって

田舎だから
どうせ
電波だろうけど

着信も
無かったし

発信も
押さなかった

沈黙でも
何でも良かった
ただ
繋がってる

それだけで
もう、充分だった

Valentineday
愛を
告白する日

Time limit
今日は
もう終わりました

Last year
彼と過ごした

確かに
幸せだった

This year
あなたに抱かれた

"好き"は
伝えられなかった
けれど
逢えて良かった

Next year
誰を想うんだろう

想像も
付かない未来

あなたといると
私の体温
＋３℃上がる

躰も顔も
熱くなるから
赤面、
してるんでしょ

"今日は頬紅いね"
なんて
言わないで

あなたの所為
分かって
言ってるんでしょ

馬鹿‥
そういう所も好き

明け方まで
一緒にいたから
今朝は

Morning call
朝から
声聴けて嬉しい

顔見たら
思い出してしまう
昨夜の情事

仕事中なのに
不謹慎
溶ろけそう

いつもと
髪型違うあなた

また胸が熱い
躰から
好きが溢れそう

午前０時
"今夜しよっか"

友達がいるのに
小声で
あなたが誘う

動揺したの
分かったでしょ

午前２時
"今から来いよ"

呼び戻されて
わたし
飛んでいく

車のbonnetに
手付いて
茶畑で抱き合う

いつもより
激しく求め合う

月も星もない
空の下

生温い風と
あなたの躰だけ
感じてた

あなたが
変な事言うから
わたし
また意識して

あなたの心
探ろうとしてる
最悪だ‥

悪夢なら
醒めて欲しい

あなたには
想像も
出来ないでしょ

また森に迷って
探して
落ち込んで

彷徨う日々が
どんなに
苦しいかなんて

明日の朝が
入り口

あなたの態度で
すべて
決まると思う

他の人が
聞き取れない程
小さな声で

視線で
その指先で

誘惑して
私を動揺させて

心臓の音が
聴こえたでしょ
ねぇ、

そうして
忘れたかの様に
帰っていく

あなたの
放ったらかしには
もう慣れたよ

相変わらず
胸は苦しいけれど
それは

何だか
心地良い痛み