詩人:ゆぅ | [投票][編集] |
沈んでゆく
あたしの表情が
貴方には
見えないの?
そんな話など
聞きたくないのに
楽しげに喋るから
何も言えない
けれどね
一緒にも笑えない
作り笑いさえ
必死なの
ほんとは
泣きたくてもね
笑ってなきゃ
いけない気がして
ねぇ貴方の瞳は
節穴なの?
気付かぬフリなら
タチが悪いよ
わからないの‥
どうしても
沈んでゆく
あたしの表情が
貴方には
見えないの?
それとも
そんなにあたしは
名演技を
しているの?
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あなたの腕の中で
何度でも
脱皮するから
衣はあなたが
着せてくれればいい
乱れる私を
どれほど愛せるの
ねぇ…もっと
辱めて苛めて頂戴
あなたの
玩具にされたい
その舌で
体中を舐めないで
もぅ…どこか
逝ってしまいそうよ
絶頂まで届きそう
やめないで…
その焦らしが
たまらなく好きよ
もぅ…脳内まで
痺れちゃいそうなの
あなたの腕の中で
何度でも
脱皮するから
衣はあなたが
着せてくれればいい
乱れる私を
どれほど愛せるの
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あの日々はもぅ
幻ですか
あの日、私を
駆り立てたものは
今、思えば
何だったんだろう
春の日に
君に出逢って
夏の間中
君を愛してた
『捨てられた』
そんな言い方
間違っていますか
あの頃、私達
まだ若過ぎたから
ただ無情に
傷付け合っていた
春の日に
君に恋をして
夏の間中
君に尽くした
『憎んでます』
そんな形でも
忘れられないのは
罪ですか
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ねぇどうしよう
君のこと
愛し過ぎるよ
胸がいっぱいで
窮屈なの…
君と瞳があう度に
初恋の様に
照れてしまう
逢っても
逢っても
全然、
逢い足りなくて
夜が来る度に
"恋しい気持ち"が
暴れ出す…
傍にいる時は
"愛しい気持ち"が
溢れ出す…
夢の中でも
現でも
ただ逢いたくて
逢いたくて
たまらないの…
ねぇもっと
愛していいですか
死ぬほど愛したら
あたしたち
何処へ
辿り着くんでしょう
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恋よりも速く
繋った躰で
あなたを求めた
少しのズレもない
この快感が
たまらなく良い
どうか絶頂まで
離れないで
もっと
溺れていたい
躰よりも遅く
繋った心で
あなたを欲した
隙間だらけの恋は
想い詰めて
固めれば良い
どうか最期まで
放さないで
ずっと
傍にいさせて
死ぬ間際まで
愛し愛されていたい
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髪の隙間に
指先を
絡ませたいの
癖のある
その髪が好き
あたし以外
その瞳に
映さないでいて
長い睫毛に
二重の目も好き
愛していいのは
あたしだけ
不安より、何より
安心を頂戴よ
柔らかい唇を
重ねて
溶け合いたいの
毒を吐く
その口許も好き
愛していいのは
あなただけ
不安より、何より
安心を頂戴よ
愛を頂戴よ
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感情を苛立ちに
独占されて
肝心な想いを
見失わないように
必死なの
あたしなりに…
悲しみの感情が
溢れ出して
涙になるまで
無理して我慢して
必死なの
あたしなりに…
強さの分だけ
泣いてしまうのは
どこかで
まだバランスが
必要だから
傷付いた分だけ
笑ってるよ
あなたの
傍にいたいから…
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幸福な詩ばかり
唄えないよ
知らぬフリ
気付いてないフリ
見て見ぬフリ
疲れちゃっても
傍にいたいだなんて
馬鹿みたい
嘘なら上手く
話して‥
真実なら手厚く
葬って‥
悲しい報せなら
聞く耳
持たないよ
今はまだ
聞きたくない
この愛に
泳がされていたい
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サヨナラと
断ち切った後の
君の声
ねぇどうしたの
泣いてるの
謝り合いに
意味があるなら
数分前の
罵り合いもきっと
無駄じゃない
君へは決して
半端な
想いじゃないから
ねぇどうしたの
泣いてるの
苦しまないで
君になら
傷付けられてもいい
ただ、あたしに
伝わる様に
好きだという
気持ちは
曲げないでいて
別れの詩は
もぅ描かないよ
必要ないでしょ
ふたりには
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君の苛立ちから
サヨナラまで
あと何歩なんだろう
話をすればする程
傷付け合う
突き放されて
仕返して
心にもない
言葉が
君への当て付け
そして
涙は止まらずに
君の苛立ちが
次第に
増してゆく
けれど
言わないで
最後の言葉だけは
別れの詩は
まだ描けないよ
君の事
好き過ぎて‥