晴れ空白だらけの午後に突き刺した目薬は涙の代わりか囁きに温度を冷やされた冬澄んだ青に浮かべ太陽線路の先の故郷まで照らして沈み込むような美しさ脳内伝って出て行って落ちかける陽のスピードでもとより空っぽの午後は更に空白だらけになったどこまで行けど納得など出来ぬ私の人生のように
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