ただ、私の名前を呼んだのは、母親だけだった。何かしらの事故で、あの子は足をうしなった。一番の喜びは、名前を呼ばれることだった。もう、生きる事はできない、そんな気がしてる。何もかもを望んではだめよ、それだけは言っておきたい…。あなたは何で、私を絵がくの?ーその話しを聞いたとき、僕はひどく共感したものだったー。
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