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奈菜歌の部屋


[3] 七色のシャボンダマ
詩人:奈菜歌 [投票][編集]

赤い風船の中に七色のシャボン玉を、沢山願いをこめて入れました。
うたかたの夢を見ませんか?
心地よい風に誘われて、この空を飛びませんか?
遠く離れているあなたに、この風船が届きましたか?
いつの間にか私は、あなたを失っていました。
確かに居たはずのあなたの香り、確かに感じたあなたの温もり、
気がつくとそこには、あなたが忘れていった物ばかり
私はそっと暗い部屋の小さな箱にしまいこんだのさー
時々思い出しては開けて、一滴の雨が降っていたー
今度あなたに逢えるのならば、私はありったけの愛情
を、あなたに捧げるつもりでいるのです。
あなたが残してくれた者すべて、思い出に変わりました。
うたかたの夢を二人で見ませんか?
七色のシャボン玉を、この空に飛ばしました、
いつの日かもう一度あなたに逢えると願いながら
赤い風船は、あなたに届きましたか?
もしも届いたのなら、あの場所で逢いましょー
長い月日がたちました。
約束を交わした今日の日をいつもと違う、ドキドキしながら、
買ったばかりの、おしゃれな服を身に着けながら
外は雨だから思い出の赤い傘を差しながら、私は俯きながら、ゆっくり、ゆっくり、待ち合わせ場所に行く
突然空から雷が落ち、泣きそうになりながら、約束の時間を待ちました。
時間が過ぎても、あなたは来ない期待と悲しみに包まれていると、
突然私の目の前に沢山の風船を持ちながら、気がつくと、雨はやみ、ひとつ、ひとつ、風船が割れるたび
七色のシャボン玉が、私の体を包み込んだ、
愛しい人よこれからは、二度と同じ過ちは繰り替えさぬと誓いました。

2006/04/11 (Tue)

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