詩人:凜一 | [投票][編集] |
笑顔と
自惚れと
欲求と
憤りと
焦燥と
悲しみと
手の届かないもどかしさと
抱きしめた温もりと
ふれあう切なさ
いいようのない涙の意味を
人は
『愛』という名前で括った
いいようのなさと引換に
1%も収まらないリスクを背負った
愛してる
なんどくりかえそうとも
私の涙の意味は語れない
99%強
溢れて君に届かないだろう
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君がいないって
こんな感じなんだ
ぜんぶ伝わってると
勝手に思ってた
感じてくれてると
ただ信じてた
たった三秒で他人に戻れるくらいの重さだったなんて
たった今気付いたよ
君がいないって
こんな感じなんだ
切ないって想いを
心の奥で確かに感じているのに
その切なささえ味わおうとしてる
なんて欲深いんだろう
だから君はいないのかな
こんな切ない
ないものねだりする位なら
大事にすればよかった
ああ
もう届かないのに
悪あがきして
イマサラサミシイ
愛を感じている
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生きる術を知らなくても
生きる道を捨てないで
背中を押してくれる誰かがいて
一緒に歩んでくれる誰かがいて
でも 歩いていくのは
君以外の誰でもない
苦しみを感じたなら
苦しむだけ苦しめばいい
新しい道を見つけるまで
こうしている今も
君は一歩ずつ確実に歩いている
果てがあるかは分からない
それを知るのは
歩き続けた君だけだから
傷つかないように
生きるのはもうやめた
傷ついたら
あたたかい涙を流そう
きっと
君にしか歩けない道がある
君にしか造れない道がある
そう だから
生きる事を諦めないで
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あたし,がんばるね。
いつでも笑っているね。
いつでも隣にいるね。
君のことなんでも許すね。
なんでも受け入れるね。
届かなくても
いっぱい手を伸ばすね。
ありがとうと
ごめんなさいを
忘れないね。
優しくなるね。
素直になるね。
器用になるね。
いいこになるね。
かわいくなるね。
もっともっと
いい彼女になるね。
抱きしめてもらいたいよ。
愛してもらいたいよ。
君を愛したいよ。
だから
あたし,がんばるね。
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ばかばかしいことだって
自分でもよく知ってて
かなり夢見てるって
ちゃんとわかってて
汚いココロを
隠すみたいなことしか
言えなくて
自己嫌悪とか
苦しいことも山ほどあって
それでも
思わずにはいられない
君が好きだ
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さようなら
最後のことばは
とてもカラッポな音がした
たぐりよせた糸は
もう切れてしまっていて
切々と
絶望を告げていた
さようなら
去り行く君の背中に
ぽつりぽつり
呟いた
時計の針が動くような声に
寂しさが響かないように
君の
さようなら
と
つりあうように
カラッポに
カラッポに
さようなら
さようなら
ぽつりぽつり
何度も呟くけれど
君の様に響いてはくれない
僕の
さようなら
は
愛してるの音がする
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今苦しんでるあなたへ
もっと苦しんでほしい
もっと悩んでほしい
もっと疲れてほしい
もっと痛みに耐えてほしい
もっと傷ついてほしい
もっと笑ってほしい
もっと泣いてほしい
もっと怒ってほしい
もっと走ってほしい
もっと追いかけてほしい
もっと見上げてほしい
もっと見下ろしてほしい
もっと恋をしてほしい
もっと夢をみてほしい
もっと手をのばしてほしい
もっと
もっと
もっと生きてほしい
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あなたは
とめどなく溢れてくるのね
何度も何度も
両手で押さえ付けては
閉じ込めるのに
それでも
溢れて邪魔をするのね
あなたなんか
もう忘れたはずなのにね
思い通りにいかない
そんな男だったから
離れたのにね
馬鹿な男だったのにね
それ以上にあたし
馬鹿な女だったけれど
あなたは
とめどなく溢れてくるのね
あたしが
今も好きなままよ
と
認めてしまって
そっと
泣くまで