詩人:凜一 | [投票][編集] |
ヒトの心は
なぜ
本当に大切な想いほど
押し殺してしまうように出来ているんだろう
ヒトの体は
なぜ
本当に泣かなければいけない時ほど
泣けないように出来ているんだろう
私はなぜ貴方を愛してるんだろう
途方も無い想い
きっと今こそ
涙するべき時なのだろうけれど
やっぱり堪えてしまって
空っぽなふりをするしかないのです
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足りないなあ
あの頃
きみのトナリでいつも思ってたこと
足りないなあ
何もかも
きみと過ごす時間
きみに贈るコトバ
きみを支える力
きみのためにできること
すべてが
足りなくて
私の想いひとつでは
どうすることもできなかった
満ち足りていたのは
私の切なさと愛しさだけ
ほかにはなかった
あなたの想いすら
届くほどには
足りていなかったよ
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どうしてヒトは
迷ったりするんだろう
きっとヒトは弱くて
強くなる方法なんて
誰も教えてはくれないから
迷ったりするんだろう
目の前にはたくさんの道があって
正しい道ばかりではなくて
選び疲れて途方に暮れた
そんな僕を支えてくれた
君にもう一度
会いたいよ
君だけに続く
道があればいいのにな
どんなに長くても
きっと辿り着くから
きっと君に会える
そんな道が
あればいいのに
どうしてヒトは
夢を見るんだろう
きっとヒトは素直になれなくて
想いを押し殺してしまうから
夢を見るんだろう
素直になれなくて
幼い夢を見て
虚勢をはって
殻に閉じこもった
手を差し伸べてくれたのに
傷つけてしまった
君にもう一度
会いたいよ
君だけに会える
夢があればいいのにな
どんなに淋しくても
きっと大人になれるから
きっと「ありがとう」と言える
そんな夢が
あればいいのに
そんな夢が
あればいいのに
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腕時計の針を
一昨日の夜に巻き戻して
止めた
あなたがまだ
あたしのモノだった時間
あなたがサヨナラと言った
その瞬間を思い出してみる
どうして何もできなかったんだろう
しがみつくとか
泣くとか
行かないでと言うとか
そうすれば
もしかしたら
零れかかった思いを
呑み込んで
時計の針を動かした
サヨナラの瞬間から
一秒、二秒、
遠ざかっていく
こんな時間
あたしにはなかった
だから何もできなかったの
あなたのサヨナラが
あたしの時間を止めたのだから
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何もしてやれない
と
どうしてそんな理由で離れていくの
私はあなたに何かしてほしくて傍にいたんじゃない
あなたが便利だから好きになったんじゃない
となりにいられる
あなたの彼女でいられる
それだけでよかったのに
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本音を言えば
リアルにひとつになりたいけれど
求めあうだけが
僕らのすべてではないと
信じたいから
せめて
今夜、夢で会えたら
目覚めてしまう前に
急いで抱きしめるから
邪魔なモノは何一つない
きれいな夢で会えたら
目覚めたら言えない言葉を
きっと伝えられるから
日が暮れて
君は僕に手を振り
月がのぼり
目を閉じれば
もう一度君に会える
何度でも
朝の光が切なくてもいい
誤魔化した記憶の中でも
愛しい人
ただ
夢で会えたら
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君が初めて僕にサヨナラと言った日
僕は初めて君に好きだと言った
今まで感じていた温度差は
本当はなくて
いま生じた温度差は
もう変えることはできない
僕が行かないでと懇願しても
君は行ってしまうんだろう
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ずっと見てれば
振り向いてくれるかな
って思ったけど
あなたの目はあの子ばかり追っているから
気付いてもくれないね
あなたはあたしを見てくれないし
あの子はあなたを見てくれないし
あたし達ふたり
捨て犬みたいだね
そっぽ向いてても
あなたに愛されてる
可愛いだけのあの子なんて
いなくなってしまえばいい
あの人の想いがいらないなら
あたしにゆずってよ
なんて
馬鹿で幼稚なことを思った
あたしどんどん馬鹿になっている
あなたを知るたび
好きになるたび
小さな子供になってしまうよ
あなたも同じ気持ちで
あの子を見てるの
そう思うと
胸が痛くて
涙がこぼれた
ばかで
幼稚で
泣き虫で
あきらめが悪いから
捨て犬なんだって
あたし達ふたり
早く気付けたらいい
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好きだと一万回叫んだら
そんな分かりやすい基準が
あればいい
あたしの想いが本物だって
あなたの手のひらの中でしか分からないなんて
そんなのズルいよ
心をえぐって差し出さないかぎり
あなたは信じてくれない
たとえば百万回「大好き」と叫んでも
きっと
この苦しさの1%も
あなたは信じてくれないでしょう