詩人:凜一 | [投票][編集] |
どうしてヒトは
一対で生まれてこないんだろう
生まれたその瞬間から
あなたと一つになれるって約束が
あればよかったのに
世界中で
愛し合うのは
あなたとあたしだけがよかったのに
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自分に素直に生きよう
誰でも誰かに愛されたい
だから自分を飾る
時に嘘をつき
感情をおさえ
大人になったつもりでも
勘違いしないで
まわりはもっと大人だから
飾らず真っすぐに
ありのままの自分で
生きたい
出来もしないことに手を出して
出来ることから目を背けて
髪の毛の一本一本
皮膚の色さえ別人にして
誰に愛されようとしてる?
嘘つきの未来に
何を夢見てるの?
出来ることに全力を尽くし
ありのままの自分を受け入れて
まわりに流されず
ただ自分の時間を
流れるように生きている人こそ美しい
自分を偽らずに
素顔で夢を語り、走ろう
大丈夫
本当のあなたは
もっと美しい
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きみと出会い
ぼくは旅に出た
本当の優しさを探しに
きみを守る強さを探しに
手荷物は
きみがくれたもの
きみのやさしさ
きみの強さ
それだけで
ぼくはどこまでもゆける
きみが笑うとき
いっしょに笑える優しさを
きみが泣くとき
抱きしめられる強さを
きみに触れるとき
ぼくの想いすべて
伝えられるように
旅する道のりは
まるで宇宙のよう
それでも歩ける力を
きみがくれたから
たとえ今まで掴みとってきたすべてを失っても
たとえこの手に何も残らなくとも
ぼくはきみという宇宙を
どこまでも歩いていく
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だいっきらい
あの笑顔
あの仕草
だいっきらい
となりの女
しらない話
だいっきらい
触れられない優しさ
細くて長い指
きれいな横顔
意外と広い肩幅
ながいまつげ
つやつやの髪
だいっきらい
だいっきらい
あたし以外の誰かに響く
透明な声
あたしは見たことない
屈託のない笑顔
あたしのものになってくれなかった
あの人
なぜか涙がつたう
こんな気持ち
だいっきらい
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よく見て
今まで出会った全ての人を思い出して
いちばんあなたのそばにいたのは誰?
いちばんあなたを見ていたのは誰?
いちばんあなたのために傷ついていたのは誰?
いちばんあなたのために泣いたのは誰?
よく見て
今まで出会った全ての人を思い出して
あなたには最初から
あたし以外いないでしょう
あたしには
あなた以外いないんだから
伝わらないはずはないでしょう
よく見て
そして
今まで出会った全ての人を忘れて
あたしを
思い出して
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愛しさは鳴り響く
ただ一方通行に
耳鳴りのように
鈴の音のように
この音が
重なり合うことはない
僕達は
愛した人に愛されることも
愛してくれる人を愛することも
できないのだから
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愛しすぎて
涙がこぼれるなんて
初めてで
こんなに気持ちが思い通りにならないなんて
初めてで
きっと二人出会うために生まれてきたのだろうと
一瞬でも考えてしまう自分に会うのも
初めてで
あなたに出会うまで
あたしは
自分の腑甲斐なさを
心のくすんだ部分を
省みたことなんてなかった
あなたの一挙一動を
あなたと一緒にいる時のあたしを
想えば想うほど
胸がいたくなるよ
苦しくて
切なくて
『やめてしまいたい』と泣いたりもするけれど
あなたが教えてくれた痛みなら
きっと尊いものでしょう