詩人:凜一 | [投票][編集] |
ゆうべは雨音にジャマされて
うまく届かなかった愛のことば
今日は透明な空に
まっすぐに響くから
何気ない会話でも
君の声が、こんなに
こんなに愛しいよ
本当に欲しかったもの
甘いセリフとか
口約束じゃなくて
ただ君が君でいてくれるだけでいいと
一瞬の寂しさのなか
やっと気付けたよ
どうか離れていかないで
明日もあさっても
君が幸せでありますように
君に触れる
抱きしめる
その度に
強く、強く
願うこと
そして僕は目を閉じる
君に出会わない人生を考えてみたりもする
そんなものは最初から存在しないんだと確信して
また目を開ける
その瞬間
また君に会いたくなる
僕の日常は
今、確実に
君を中心に回っていて
何十年先も
君がいなくなっても
変わりようがなくて
ずっと懲りずに
君を抱きしめたくて
仕方がないんだろう
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優しくてきれいな言葉だけ並べて
君と笑えたらいい
けれども
擦りきれた心は
今さら機械になんてなれやしないから
もうしばらく
この痛みと付き合っていこうと思う
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小さな不安を
拭うコトもできず
ただ立ち止まっている
淡い恋
遅かれ早かれ
初恋の終わりはやってくる
あたしの想いは
きっと
このままいけば
あたしの中だけで
幕をおろすでしょう
ゆうべの涙を
なかったことにできるなら
あなたの「サヨナラ」
恐くないよと
胸を張って言えたなら
溢れる程の「大好き」を
この腕に抱えて
すぐにでも飛び込んでいけるのに
よわむし、よわむし
自分で自分を叱った
あの人の後ろ頭
目で追うだけが特技の
あんたはなんて
よわむしなんだろうね
よわむし、よわむし
あの人を想うと
涙が止まらない
あんたはなんて
よわむしなんだろうね
まっすぐな気持ちなら
誰にも負けないでしょう
戦え、よわむし
あの人のコト
ただまっすぐに見つめて
恐くないよと
ちゃんと言い聞かせて
後退りはもうやめて
まっすぐ歩きだそう
戦え、よわむし
終わりの幕は
自分でおろせ
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どうしようもなく
ばかだった
クダラナイことをした
それでも幸せだった
「あの頃」に
押しつぶされそう
こんなに
消せないでいるのは
僕だけだろうか
君はもう
「今」だけしか
見ていないのだろうか
何にでもなれると信じてた
空にでも手が届くと思っていた
笑うために泣くのだと
泣くために笑うのだと
ただひたすらに
生きていた
忘れたくない
消したくない
できることなら
もう一度
この手でつかみたい
だから僕は
まっすぐに
「今」を
見ることが出来ないでいる
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長い髪が好き
そう聴いた瞬間
美容院に走った
エクステンション
エクステンション
まさに後ろ髪ひかれる
スーパーロングのあたしを
愛してほしかった
あなたは注文が多い
まつげのカールも頑張った
涙がでるほどひっぱった
笑顔の練習も頑張った
太陽みたいに笑いたかった
死ぬほど愛してた
あたし頑張った
あなたがサヨナラという
その瞬間まで
あたし頑張った
なのに
なんで
最後だけ頑張れないんだろう
誰の髪かもわからない
長い長い愛の証を
一本ずつ解いて
泣かないように
頑張れなかった
エクステンション
エクステンション
あなたに捧げた
かわいいあたし
すべて解けたら
シャンプーして
臆病者のあたしに
戻ろうと思う
エクステンション
エクステンション
サヨナラ想い
頑張ったあたし
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めちゃくちゃになろう
ふたりで楽園にいこう
脳が
静寂を破れと信号をだす
気が付けば手を引いて
叫びながら走っていたよ
羽が生えた気がしたんだ
どこまでもいけそうな気がしたんだ
狂ってると笑えばいい
戦略もなにもないけれど
勝者はいつだって僕らだ
自分で自分を信じちゃってるあたり
はっきり言って勝者
めちゃくちゃになろう
あの砂漠に転がっている
いつか走らせた黄色いバイクのように
爆音を響かせて
分解しよう
君となら
壊れていたって走れるから
ココロはバラバラ
砂のごとく
弾けて飛んだ
愛してると
叫んでみたかった
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ごめんね、って
本当にココロが痛くなった時だけ
使える魔法
あたしは
そんなこと知らなくて
でもあなたは
ちゃんと知ってて
だから
あなただけ
ココロが痛くなってしまったね
あたしバカだったね
あなたを困らせてるって知らなかったの
気が付けば
ごめんね、って
そればっかりだったね
ごめんね
ごめんね
あなたを失った
今のあたしにも
それしかないの
ごめんね
いいわけばっかりで
わがままで
ごめんね
バカなんだ、あたし
ごめんね
ホントは好きって言いたかった
ごめんね
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星明かりが照らす碧い夜
水面にゆれる淡い月
そうっと
指先でなぞれば
螺旋を描いてくずれおちる
私は空を消すように
ひたすらに
螺旋を描くのです
願わくば
この水鏡の星空の如く
揺らめき
消えてほしいのです
あなたへの想い