時は流れる思い出を風化させるように忘れたい過去と失くしたくない愛情なんて関係なしに流れ続けていく紺碧の空のむこう走る白波のむこう僕は願うあの日に帰りたいけれども時間は一方通行で僕らは時と競争なんてできるはずもなくただ涙を流してすべてを時に託して忘れていくしかできないんだそんな事実に苦笑しながら僕はそっと砂時計を逆さにしたこの金色の砂と共に過去をすべて手に入れてもう一度君を強く抱きしめたい
[前頁] [凜一の部屋] [次頁]