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凜一の部屋


[200] 後悔
詩人:凜一 [投票][編集]

君にしてやれることは何一つないと
何か一つでもしてあげてから言うべきこと

あの時流れた
君の涙を
今なら拭いてあげることができるかもしれない


どうしてだろう

あの日、あの瞬間に
差し伸べられなかった手
難しすぎた君に触れること
今なら何だって出来そうで
君の笑顔を見る方法も
次々と浮かんで

忘れていた涙も
とめどなく溢れて


今もし君が目の前にいて
この涙を拭ってくれたなら

思い切り抱きしめたい

なんて

考えた次の瞬間に
わかったこと

人はそれを
愛と呼ぶのだろう

そして今
僕は
後悔しているのだろう

2005/09/12 (Mon)

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