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凜一の部屋


[256] 肩をバシッと
詩人:凜一 [投票][得票][編集]

君は優しい人
それはもう
悲しいくらいに


僕の前ではいつも穏やかで
非の打ち所のない優等生みたいだ

けれども
あいつの前では
からかわれて膨れて怒る
大きな声で笑う
普通の女の子になる


僕におはようと言う
穏やかな笑顔で

あいつにおはようと言う
肩をバシッと叩いて


この埋められない距離感

君は優しくて遠い人


君の優しさに何度傷つけられただろう
もう優しくされたくない

肩をバシッと
叩かれる程に
近くにいきたい


けれども君は
相も変わらず穏やかな笑顔で

まるで
「貴方には心乱されません」とでも言ってるみたいに



君は優しい人
それはもう
悲しいくらいに

2006/07/31 (Mon)

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