詩人:凜一 | [投票][得票][編集] |
君は優しい人
それはもう
悲しいくらいに
僕の前ではいつも穏やかで
非の打ち所のない優等生みたいだ
けれども
あいつの前では
からかわれて膨れて怒る
大きな声で笑う
普通の女の子になる
僕におはようと言う
穏やかな笑顔で
あいつにおはようと言う
肩をバシッと叩いて
この埋められない距離感
君は優しくて遠い人
君の優しさに何度傷つけられただろう
もう優しくされたくない
肩をバシッと
叩かれる程に
近くにいきたい
けれども君は
相も変わらず穏やかな笑顔で
まるで
「貴方には心乱されません」とでも言ってるみたいに
君は優しい人
それはもう
悲しいくらいに