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りんくすの部屋


[114] 砂の城
詩人:りんくす [投票][編集]



頑丈な砦に守られた
砂の城
陽の怒号にも
高波の歌声にも
決して崩れることはなく
水平線と空との境界を睨み続ける


ふと訪れた一羽のコウノトリ
砦に巣作りを始めたその様子に
砂の城は崩れ落ち
砂と砂とを繋いでいた番は
涙となって
海の碧へと駆け出した

常にトリが高く低くそばを舞い
砂の城は
いつも睨み付けていたあの水平線へと
辿り着く

潮の乙女にいざなわれて



2004/01/27 (Tue)

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