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りんくすの部屋


[218] 沈丁花の雨
詩人:りんくす [投票][編集]



沈丁花の雨が降る
姿を隠したまま
甘く酔わす香り漂い

ぬかるみを
危なげに歩く
少女の傘にノックして

地面を想いで
飽和状態にして
またそらへと還る

花が消えぬうち
地面を香りに染めて
あふれよとばかりに


沈丁花の雨が降る





2004/03/22 (Mon)

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