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nikoの部屋


[32] 街を走る電車
詩人:niko [投票][編集]



街を走る電車は
君の目にも
僕の目にも
映っているのに
なぜか
遠い出来事のよう

多分こっちに
何かが足りない
何かがいらない

街を走る電車は
いつか空まで飛ぼう
なんて考えない

君にも聞かない
僕にも語らない

街を走る電車は
今夜
持て余すものなど
何もない

そうさ

僕に詩を
疼かせるだけ

2003/06/07 (Sat)

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